フォーラム「~これからの維持管理を支える技術と人材を考える~IN富山」が開催されました。
2019.06.20
フォーラム 「~これからの維持管理を支える技術と人材を考える~IN富山」 が開催されました。
- 日時:平成31年2月15日(金)
- 場所:タワー111 スカイホール
- 主催:公益社団法人 日本コンクリート工学会 中部支部
- 共催:北陸三県コンクリート診断士会(富山・石川・福井),
- 北陸SIP(戦略的イノベーション創造プログラム)
インフラメンテナンス国民会議
- 富山フォーラムの目的:
- ◇インフラの維持管理を支える技術と人材育成の課題について,共通認識を高める。
- ◇学生が提案する維持管理や人材育成の斬新なアイデアに学び,将来像のあり方を考える。
◇三県診断士会,北陸SIP等産官学の連携強化により,解決に向けた取組みを情報発信する。
- 内容:
- Ⅰ.基調講演
- 「臨床教育による人材育成とコンクリート片剥落に対する予防保全技術」
名古屋大学 大学院工学研究科 教授 中村 光 氏
- 人材育成の観点と第三者の安全を脅かす損傷の一つであるコンクリート片の剥落に対する予防保全技術をテーマとして,コンクリート構造物の維持管理に携わる技術者への激励を交えてご講演いただいた。
- Ⅱ.学生セッション
- 「私たちが考えるコンクリート構造物の未来のすがた」
- コーディネーター:富山県立大学 工学部 環境・社会基盤工学科 教授 伊藤 始 氏
- 学生発表:金沢大学・金沢工業大学・石川工業高等専門学校・福井大学・富山県立大学
(協力:長岡技術科学大学・長岡工業高等専門学校・富山大学)
- 土木分野や維持管理分野の担い手であるコンクリートや橋梁を研究している学生達が、未来の維持管理について時間をかけて真剣に考えたことを発表いただいた。
- Ⅲ.金沢・福井フォーラムの報告と富山県自治体そして大学の取り組み
これまで石川県(H30.4.27)と福井県(H30.11.21)で開催されたフォーラムの内容報告や、富山県内の官学を代表して富山大学、富山県、富山市の方々から、維持管理を支える技術や維持管理の人材育成についての課題や解決への取り組みについて発表をいただいた。
- 金沢フォーラム(維持管理を担う人材育成とそのあり方)から見えてきたもの
- 石川県コンクリート診断士会 会長 古川 博人 氏
- ② 福井フォーラム(維持管理技術の課題と地域実装)から見えてきたもの
- 福井県コンクリート診断士会 会長 山川 博樹 氏
- ③ 土木分野における技術者創出への取り組み
- 富山大学 都市デザイン学部 都市・交通デザイン学科 准教授 河野 哲也 氏
- ④土木施設の長寿命化にむけた取り組み
- 富山県 土木部 建設技術企画課 課長 吉岡 浩二 氏
- ⑤インフラを守る時代のマネジメント~富山市スタイル~
- 富山市 建設技術統括監 植野 芳彦 氏
- Ⅳ.パネルディスカッション
- 「これからの維持管理を支える技術と人材に何が必要か」
- コーディネーター 富山県コンクリート診断士会 副会長 森 直生 氏
- フォーラムの最終セッションでは,これまでのセッションでご講演頂いた方々にパネラーとしてご登壇頂き,「これからの維持管理を支える技術と人材に何が必要か」をテーマに会場の参加者を交えて活発な議論を行った。
- 富山フォーラムでは、計212名の多くの方々にご参加いただきました。